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2017/11/10

植物にとって必要な明るさは照度計アプリで測りましょう。

鉢植えを室内に置く際に一番大切なことは明るさです。お花を育てるのが苦手です~、という方といろいろお話をして枯らしてしまう原因を探っていくと、7割ぐらいは明るさが不足しています。水やりで枯らしてしまうと思いこんでいる方が多いのですが、植物に水をやらないといけないという事はさすがに9割ぐらいの方がわかっているので(1割ぐらいは水やりしないといけないことがわかっていないという驚愕の事実もありますが…)、水やりの上手い下手は別にしてある程度水はやってくれています。ところが光を与えない=ご飯を与えないという方はいくらでもいらっしゃいます。

よく園芸書などには、窓際のレースのカーテン越しの場所に飾ってください、などと書いてあります。ではレースのカーテン越しの場所はどういう明るさなのでしょうか。
これは直射日光ではないけれども、相当明るい場所ということになります。例えばシクラメンやベゴニアなどの代表的な鉢植えの場合、直射日光が当たると葉っぱが焼けたり一気に体内の水が乾燥してしまったりして部分的に傷んでしまう場合があります。また、葉が厚くなったり色が悪くなる場合もあります。しかし明るすぎるからといって枯れるわけではなく、多少見た目が悪くなる可能性があるというレベルなので、暗すぎるよりは直射日光が当たるほうがまだ余程ましです。植物自体が明るさに慣れてくれば、直射日光でも大丈夫です。
前回も書きましたが、人間の目は優秀すぎるので、明るい場所に来るとすぐ光彩(目の絞り)を絞って調整し、暗いところに行けばその逆ですぐその暗さに順応してしまいます。そのせいで客観的な明るさを判断しにくいので、私がおすすめしているのは、スマホのアプリに照度計がありますので、ぜひそれをダウンロードして植物の置き場所の明るさを測ってください。
私の経験では、だいたいの室内向けの植物は1000ルクスが最低限必要です。ところがリビングルームでも部屋の中央あたりでは500ルクスぐらいしかないことも多いです。置き場所の直上にライトがあればまた別なのですが、昼間はあえてライトをつけないためややもすると夜間のライトをつけているときよりも暗いことも多いです。
照度計がない場合には、そこでライトをつけないで新聞が読めるかどうかで判断してください。ちょっと暗くて読みにくいなと思えばその明るさは植物にとって必要な明るさには達していません。

なかには、どうしても窓のないトイレの中に置きたいとか、マンションの玄関が暗いからお花を置いて明るい雰囲気にしたい、という方もいらっしゃいます。そういう場合にはぜひとも
小さなLEDなどが付いたスタンドライトやクリップライトを用意していただき、植物に光が当たるようにしてください。そして朝起きたらそのライトをつけて、寝る前に切るということを習慣にしてください。LEDなら電気代も知れています。照度計で測ってくれると一目瞭然ですが、小さなライトでも1000ルクス以上になっていると思います。
ちなみにレースのカーテン越しの場所は、晴れた日なら10000ルクス、曇天でも2000ルクスぐらいあると思います。

蛇足ですが、太陽の光でなければいけないと思いこんでいる方も多いですが、蛍光灯でもLEDでも大丈夫です。宇宙ステーションの中でも野菜工場の中でもそうですが、人口の光で植物はしっかり育ちます。

光合成は科学的な反応ですので、ぜひとも照度計のアプリで明るさを測ってみてください。窓際から1m部屋の中央に移動するだけで、全然明るさが違う!ということを実感していただくと、徐々に明るさを客観的に判断することができるようになってくるはずです。

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