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2017/11/06

園芸の手法よりも植物とは何かを知りましょう

今回より、新しいカテゴリーとして【園芸コラム-花屋的植物論】を書いていきたいと思います。

 

日頃お客様との接客の中で、○○の育て方といったいろいろなご質問を受けます。もっぱらどのように育てるか、言い換えれば、どうやったら枯れないかという問題です。
昔は園芸書とか、NHKの趣味の園芸などを見ていろいろ知識を蓄えながら、自分なりに考えを深めていくという形だったのですが、最近ではネットが普及したおかげで、
品種名_育て方
みたいなキーワードで簡単に基本的な育て方が調べられるようになりました。
ずいぶん便利になりましたし、おおむね間違ったことは書いていないのですが、昔の園芸書のころと変わらず、明るさ、温度、水やりといったことを列記しているばかりです。

 

実際には、水をやるにもなぜそういうやり方なのかとか、明るいレースのカーテン越しの場所においてくださいとか言われても、なぜそういう明るさがいいのかといったことまでは教えてくれません。
なので、ここではそういう「なぜ」に焦点を合わせたお話をしていきたいと思います。

 

まず今日のお話は、なぜ植物は「植物」という漢字があてられているのか(笑)という超根源的なでも非常に重要なお話です。

 

私達人間は動物ですが、生物は動物も植物も、生きていくためのエネルギーをどこかから調達しなければいけないのですが、動物は自ら動いて食べ物のところへ動いていきそれを体内に取り込むことでエネルギーを摂取します。一方植物は根があるので動くことができません。自ら捕食することができないのでどうやってエネルギー源を得るかというと、その大部分は【光合成】によってでんぷん(炭水化物)(有機物)を作り出すという方法で得ています。
つまり水と光があれば(二酸化炭素は普通にあるとして)自らご飯を作り出すことができるのです。
動物は生きるために動くので動く物=動物。植物は動かずに植わっていても生きていける物=植物。なのです。昔の人は頭いいですよね。

 

私達動物は、水が必要ということは直感的に理解するのですが、生きていくために光が必要ということはあまり実感がありません。ですが、植物にとって、光は命の源、ご飯なのです。十分な光が当たれば、それだけで最低限のエネルギーは得られるのです。逆に光が当たらなければ、餓死してしまいます。

 

では肥料とは何かといいますと、ざっくり言って人間の「おかず」だと思ってください。さらにミネラル分などの微量要素が入っている「活力剤」というものがありますが、あれはリポビタンDのようなものだと思ってください。おかずとリポビタンDだけでは決して健康にはなれないでしょう。
また、ペットを飼って餌をやらない人はいないですよね。ならば植物を育てようと思えば、必ず餌としての光を与えなければいけません!!是非とも、

 

植物にとって、光はご飯!

ということをしっかりと理解しておいてくださいね。

 

ではまた次回。

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