2018/12/15

ブライダルブーケリメイク、今回は胡蝶蘭のキャスケード

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今回のリメイクは胡蝶蘭がメインのキャスケードブーケ。清楚な純白でおつくりしました。

最近のブーケ事情をチェックすべく、instaで少し(何百枚か)キャスケードブーケの写真を眺めてみましたが、最近の特徴は以下の点にまとめられます。

1 ショートキャスケードが多い。
これはブーケホルダーという、マイクのような形の上部に吸水性スポンジがついているブーケ専用のアイテムなのですが、これに生花を挿して作るとなると、株の垂れている部分が非常に難しく、どうしても長くしたり多くの花を挿すことができないので、いやでもショートキャスケードにしないといけないという事情があります。長くすると花の位置も決まらず、先に行くほど細くなっているガーランドを作ることは不可能です。スポンジに茎を挿す場所にも限りがあります。さらに抜け落ち防止の処理も必要です。。。
また水を吸ったスポンジが重く、生花の茎が重く、とにかく重すぎるブーケになり、重くて持っていられなかったというコメントも散見されましたが、ワイヤリングブーケは水を使わないし茎も使わないので、とても軽いです。造花は生花以上に軽いです。そういう話は都合が悪いので、ブライダルの現場ではタブーになってしまいました。。。

2 グリーンの少ないブーケが多い。
これは最近の流行をそのままデザインしているから。これも裏事情がありそうですが、あえて伏せます。。。バラとか頭の重い花をぎっしりにするので、やっぱり重さの原因になりますね。

3 グリーンが多いブーケは、ガーランド(下に垂れている花の帯状の部分)が雑。
どうしても植物の茎を使って自然に垂らすしかないので、適当に垂れている感じになります。それはそれでナチュラル感があり否定しませんが、キャスケードというよりはシャワースタイルあるいはオーバルスタイルのようなものも散見されます。

要するに今のブーケは花屋さんやブライダル施設の都合でブーケホルダーに、アレンジを作るように生花を挿したものがほとんどになってしまい、それは簡単で長持ちしコストダウンにもつながるはずですが、重いという昔は絶対ダメだったことを隠しているのです。軽いブーケを作るなら造花かプリザーブドのワイヤリングブーケが一番で、生花の場合は、花の量、ワイヤーの太さなどありとあらゆることを考えて軽量化をはかったワイヤリングブーケを作ってくれる花屋はほとんどいなくなったでしょう。時代の移り変わりとはいえ、少しさびしい気がします。

2018/12/10

ブーケリメイク、2018年の仕事振り返り、その3

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胡蝶蘭のキャスケードブーケをもとにして、ラウンドスタイルにリメイクしました。
かわいい感じがご希望でしたので、薄いピンクのミニバラと、スマイラックスの造花などを追加しています。

 

元の状態がかなり良かったので胡蝶蘭を目いっぱいにいかして制作しました。

  

元のブーケが届いたときに、型崩れを修正して撮影した写真はこちらです。
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とっても清楚できれいなブーケですが、昔のブーケは花材の種類が少なめで非常にシンプルな構成のものが多いです。大体30年前ぐらいのブーケを預かることが多いですが、こういう写真を見ると30年できれいなお花の感覚がかなり進化したことがよくわかります。なんだかんだで豊かになりましたし、お客様のセンスもものすごく上がったと思います。

 

30年前はまだ徳島あたりではアレンジやリボンワークを学んでいるお花屋さんもたくさんいましたし花の種類も全然なくて、秋のご婚礼とか大変でした。お客様もせいぜい雑誌ぐらいしか情報がなくて、花屋もアルバムを作ってご提案したりとかしていましたね。そういえばデジカメすらなかった…。

  

今はお客様が遠くにいる友達にLINEで店頭のお花を見せながら買うものを決める、なんてこともよくあります。時代はすっかり変わりました。来年は元号も変わりますし、この先花屋はどんな風になるのでしょうか…

2018/12/08

ブーケリメイク、2018年の仕事を振り返り、その2

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こちらのブーケは胡蝶蘭のキャスケードブーケをもとにリメイクしました。今風のショートきキャスケードでおしゃれな雰囲気です。
元のブーケの保存状態はまあまあで、少し胡蝶蘭の変色が気になるものでした。造花は布をカットして糊で花びらをくっつけたりしていますので、何十年という時間の経過でどうしても変色してしまうことも多いです。型押しをしていますので水をかけるわけにもいかず、洗うことができないので色はどうしようもないのですが、それでも追加の花材の色選択でおしゃれにリメイクすることができます。
今回は白のイングリッシュローズのほかに、少し濃い目のグリーンのお花を使って、ちょうどいいカラーハーモニーになるようにしてみました。葉物も可愛いものをチョイスしてナチュラル感のある上品な仕上がりです。
ちょっと傷んでるけど大丈夫かな、という方もご相談お見積もりは無料です。お気軽にお問い合わせください!


2018/12/06

ブーケリメイク、2018年の仕事を振り返ったりする

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バラの花びらなどにシルバーのラメがついているタイプのお花をもとに、ショートキャスケードの仕上げました。グリーン系のお花とはっぱを追加して、より一層清潔感や上品さが出ています。
今回はお預かりした時のブーケの写真もご紹介。
必ず施工する前に、元のブーケの型崩れを修正して写真を撮っておきます。やはり思い出の品物が形を変えるのは複雑なものがあるでしょうし、もしもの時に元通りにするためです。
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  元のブーケはキャスケード。保存状態はかなり良かったです。
当時のブーケはお花を作らなければいけなかったので、お花の数がぎりぎりで今の豊かすぎる時代とはかなりイメージが異なります。ですので、元のお花を最大限に利用して新しいお花を追加し、現在でも古臭さのないブーケにリメイクしています。
当時は今のようなデザインが流行するとは全く予想できませんでした。緑のお花などありえない!という時代でしたね。(*_*; ショートキャスケードもなかったですし…。
とにかく綺麗にリメイクできてよかったです!

2018/12/03

ブーケリメイク、珍しいクレセント(三日月)スタイル、カラードレス向け

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お母様のブーケをリメイクするお仕事を長年させていただいてます。今回は濃いピンク色のカトレアがメインのキャスケードブーケを、濃紺のカラードレス用にリメイクしました。カトレアのお花が結構傷んでいましたが、拭き掃除やアイロンがけなどで使える状態にして、すべてのお花を再使用。ダリアやライラックなどのお花を追加して新品同様の仕上がりになりました。

このブーケは花嫁さんのドレスのデザインを見てお打ち合わせさせていただき、ドレスについているオーナメントに合わせて、クレッセントスタイルにしました。久しぶりのクレッセントでしたが、下に垂れるガーランド部分と中心部分の接続が一発で決まってめっちゃ気持ちよかった!(笑)

だんだんワイヤリングブーケを作る職人が少なくなってきていると思いますが、この仕事はなるべく需要があるうちは続けたいと思っています。お問い合わせはお気軽にどうぞ!

2018/11/25

白とライトピンクのショートキャスケードブーケ

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秋はブーケリメイクのお仕事、何件か受け付けます。こちらは白とライトピンクのバラを使ったキャスケードブーケを、長さを詰めてショートキャスケードとし、ミニバラ、アジサイなどを加えてリメイクしました。グリーン少なめ花みっしり系の、今流行のデザインに仕上がりました。グリーンはかわいらしく周囲にあしらってほしいとのご希望でしたので、元のブーケに使われていたスマイラックスを形を整えて再利用しています。
たぶん何も言わなければ、何十年も前のお母さんのブーケをもとにしているリメイクとは気づかれないでしょう。ぜひとも式に来られたゲストの方を驚かせていただきたいものです(笑)。
 

2018/11/23

ブルー系のブーケをリメイク!

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本日出荷したリメイクブーケ。ひとしきり落ち着いていましたが、最近またお問い合わせが増えています。来年春のご婚礼準備の方が多いですね。
こちらのブーケは12月ご婚礼用で、急いでお仕事いたしました。ブルーに着色されたキャスケードブーケをもとに、ブルーと白のお花を追加して仕上げました。デルフィニウム、ブルースター、バラ、ブバルディア、アジサイ、それとグリーンが追加されています。
自分でいうのもなんですが、相当かわいいです!
元のブーケをここまで活かせるのは本当にうれしいですね。

2017/10/11

真っ白の清楚な造花アレンジをクリーニングいたしました!

事業所様で飾られていたアレンジです。型崩れの修正とほこり汚れのクリーニングを行いました。

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小さなパーツのお花が多く、一部経年劣化で壊れやすいものもありましたが、できるだけ修理をして再利用しています。飲食関係のお店のアレンジや、個人宅のリビングに置いているお花は、油汚れがついているものも多いですが、ほこり汚れですと本当に綺麗になります。純白のアレンジは特にきれいにしたいですよね。

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これから年末に向けて、大掃除のついでに造花のクリーニングもいかがでしょうか。。

2017/09/14

ブーケリメイク ホガース(S字)→ティアドロップへ

今回はこの写真を送っていただいてからのお問い合わせでした。
Motoケースに入れて保管していただいていたようで、保存状態はなかなかよさそうでした。簡単なお打ち合わせと仮のお見積もりをして、ブーケを送っていただきました。
Moto2 お送っていただいたブーケはいくら保存状態がいいといいましても、長い時間を経て型崩れしていますので、分解する前に型崩れをちょちょいと直して最後の記念撮影です。ショートキャスケードかと思いきや、上部にも短いガーランドがあり、ホガースラインだったと思われます。

昔はたまにこのデザインが用いられていましたが、最近はまず見かけなくなりました。なぜかというとお花にワイヤーをかけてラインを作るというテクニック(ワイヤリングブーケ)をほとんど使わなくなってしまったからです。最近は吸水性スポンジがハンドルについたものに、生花をアレンジのように挿して作っていくものばかりになってしまいました。。。水を落としやすいお花が使えるようになったり式終わりまでみずみずしさが保てたりとメリットがあるからそうなったのですが、重いという欠点もあります。ワイヤリングブーケは茎を使わないので軽く手が疲れません。パーティー形式で長い時間ブーケを持っている式ですと、この重さが結構こたえます・・・。

さて話を戻します。こちらのブーケは打ち合わせの結果、リボンとチュールは取り除いて、以下の花材を追加して制作することになりました。
Dsc05591これ以外にピンクのベリー(実)はオマケで付け足しました。グリーンも追加します。
で、できたブーケがこちら。
Dsc05649 元のイメージを残しつつゴージャスな仕上がりです。

Dsc05651ちょい横からがまたいい感じ。

Dsc05647  元のお花はすべて使って大きさは横幅で2㎝ほどアップ。今でも全然問題なく通用するデザインで、しかも造花で長持ち、しかもしかも新品を購入するよりもお得なご予算です。。。
ご結婚を控えていらっしゃる方で、お母様のブーケがきれいに残っているという方は、ぜひともご検討くださいね。お母様にも喜んでいただけると思いますよ~
*'ー')ノ

2015/07/27

意外と多いマーガレットの造花ブーケをリメイクしました。

今回はブーケリメイクですが、ちょっと手ごわいマーガレットのお花がメインです。。。まずは到着したばかりの元のブーケをご覧ください。

Dsc08338花びらがくるくると巻いてしまってますよね…。これを修正してなるべく元のイメージのままでリメイクというご希望です。昔懐かしい羽根などのパーツも入っていますが、お客様と相談の上で羽の代わりにお花を追加することにしました。

マーガレットの花びらを修正するテクニックは実は企業秘密なのですが、しっかりと立たせることに成功しました。
ではリメイク後の写真をご覧ください。

Dsc08359追加花材は、ユーチャリス、ステファノチス、スズラン、初雪草です。また背面に使っていたレース状のフィルムも取り外しました。リボンは昔懐かしいブーケボウスタイルですが、こちらは元のリボンの癖を取り除いて再利用して作りなおしています。
Dsc08364  花びらがピンとしているのがお分かりいただけますか?昔の花の状態にかなり近づいているはずです。さらに追加花材で今のご婚礼でも十分通用するボリュームたっぷりの雰囲気に仕上げています。

Dsc08356背面のレースフィルムのかわりにグリーンをたっぷりと追加しています。これで古いイメージがすっかりなくなってくれますし、横からの見た目も重要です。バッスルボウも新調しました。

Dsc08366ブートニアももちろん新たに製作しています。ブートニアの費用は通常の作業工賃に含まれています。
Dsc08348  トラディショナルな雰囲気がいっぱいのラウンドブーケ。どこのブライダル本や雑誌を見ても、最近流行の大きなお花がびっしりスタイルばかりですが、こういうオーセンティックでナチュラルなブーケはかえって目を引くに違いありません。something old のことわざもありますし、古いブーケをリメイクすると思わぬ効果を発揮してくれるかもしれませんね。

*'ー')ノ

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